萌えを語り倒すためのブログ。
今は阿伏威ブーム。
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2024.11.01 Friday
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お誕生日おめ。
2009.05.26 Tuesday
ミツバさん誕生日おめでとうー^p^
土ミツ初めて書いたけど
切なすぎて死ぬ。
土ミツ初めて書いたけど
切なすぎて死ぬ。
―――――――――――――――――――――――――
(土ミツ)
差し出されたのは、その人に似合わない
美しい簪だった。キラキラと光ってた。
「・・いいの・・?」
「・・・お前にやるために買ったんだ。
それに俺が持ってても仕方ねぇだろ」
そーちゃんは、お小遣いを貯めて
私に可愛らしい鏡を買ってくれた。
近藤さんは今日皆でご飯を食べようと
食事に誘ってくれた。
嬉しい、嬉しい。
けれど、この人からの贈り物は
苦しいくらい嬉しくて
苦しいくらい切なくて。
「この簪は、ずっと持っててもいいかしら?」
「好きにしたらいい」
私は彼にそれを差し出した。
彼はきょとんとした目で私を見る。
「付けて、もらえませんか」
「・・・俺がやったら変になるかもしれねぇぞ」
「いいんです。ね?」
彼は私の髪にそっと触れて
簪をさしてくれた。
「似合います?」
冗談混じりで聞いてみた。
きっと照れ屋な彼は頷くだけなんだろう。
ぎこちなく、ぎこちなく。
「・・・・綺麗だ」
真っ直ぐな瞳で言われた。
ああ、綺麗、綺麗よ、あなたの方が。
そして、私は貴方の精一杯の愛に殺される。
今日は私の誕生日。
旅立つ皆が
旅立つあなたが
最後に祝ってくれる誕生日。
(土ミツ)
差し出されたのは、その人に似合わない
美しい簪だった。キラキラと光ってた。
「・・いいの・・?」
「・・・お前にやるために買ったんだ。
それに俺が持ってても仕方ねぇだろ」
そーちゃんは、お小遣いを貯めて
私に可愛らしい鏡を買ってくれた。
近藤さんは今日皆でご飯を食べようと
食事に誘ってくれた。
嬉しい、嬉しい。
けれど、この人からの贈り物は
苦しいくらい嬉しくて
苦しいくらい切なくて。
「この簪は、ずっと持っててもいいかしら?」
「好きにしたらいい」
私は彼にそれを差し出した。
彼はきょとんとした目で私を見る。
「付けて、もらえませんか」
「・・・俺がやったら変になるかもしれねぇぞ」
「いいんです。ね?」
彼は私の髪にそっと触れて
簪をさしてくれた。
「似合います?」
冗談混じりで聞いてみた。
きっと照れ屋な彼は頷くだけなんだろう。
ぎこちなく、ぎこちなく。
「・・・・綺麗だ」
真っ直ぐな瞳で言われた。
ああ、綺麗、綺麗よ、あなたの方が。
そして、私は貴方の精一杯の愛に殺される。
今日は私の誕生日。
旅立つ皆が
旅立つあなたが
最後に祝ってくれる誕生日。
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