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萌えを語り倒すためのブログ。 今は阿伏威ブーム。
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誰もが刹那の孤独に怯える。
えーっと・・・

メモ書き程度にスザルル書いてみました。

どーぞー。


――――――――――――――――――――――――

「君のそういうとこ、僕は好きだよ」

さらさらとした陶磁器のような肌に指先を滑らせた。
筋肉の隆起がほとんどない。
唇からはかすれた吐息が聞こえた。

「でも嘘つくところは嫌いだよ」

そう言って首筋にかみつけば
口端が上がる。

「それはお互い様だろう」
「・・そうだね。でも嘘を先についたのは君じゃないか」
「それは時間差の問題だろう」
「だから君が先に罰を受けるんだ」
「ああ・・そうだな」
「・・君は地獄で、僕は世界で、罪を償うよ」
「さきに行って待ってるから」
「うん。次に会うときはお互い罪が消えて
 天国で再会できたらいいね」
「・・・ああ」

そっと指先を掴まれた。
抵抗ではない。何かに縋るように。

「怖い?」
「まさか・・・もう怖いとは思わないよ」
「そう・・じゃあ何?これ」
「怖くはない。それが当然の仕打ちだ・・・だけど」



「お前にまた長い間会えないのは寂しいって思っただけだ」



君は必死に笑ってるけど、涙が零れてるよ。
君は必死に笑ってるけど、指先が震えているよ。
君は必死に笑ってるけど、心が叫んでるよ。

でも


「僕も、寂しいよ」

僕も必死に笑ってるけど、涙がこぼれてるよ、
僕も必死に笑ってるけど、指先が震えているよ。
僕は必死に笑ってるけど、君を愛してたって叫びたいよ。

ごめんね、本当はこの手で殺してあげたかった。
冷たい剣なんかじゃなくて
人の温かさがあるこの手で。その細い首を絞めてあげたかった。
そうしたら君は生き絶える瞬間まで僕の温かさを感じて

きっと寂しくないと思ったのに。


「なぁ、スザク」
「なんだい?」


「生まれ変わったら、お前と双子に生まれてもいいかもしれない」

「・・・僕が兄がいいよ」

「弟か・・・それもいいかもしれない」



明日彼は死ぬ。明日彼は僕が殺す。
明日世界は光を見る。明日僕の闇が始まる。



「ありがとう」



せめて、今だけは
せめて、今だけは


君という温かな生命を僕に刻ませて
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