萌えを語り倒すためのブログ。
今は阿伏威ブーム。
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2025.04.07 Monday
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突発ヒルまも小説
2007.09.01 Saturday
「仮定の話をするのはあまり好きじゃないけれど」
「あ?」
木漏れ日の下で、僕らは閉塞感に喘いでいただけ
「逃げたいな・って思ったりしない?」
「何から?何のために?」
「それも含めて質問してるのよ」
「そんなの質問になってねぇ」
「蛭魔君にそんな感情があるのかしら?って聞いてるのよ」
「しいていえば、ねぇな」
「言うと思った」
昼休みの屋上は腹が立つほど眩しくて蒸し暑い。
残暑なんてまだまだといったところ。
「てめぇはあんのか?」
「何がよ」
「逃げてぇって思う気持ち」
「・・・あるわ。今この瞬間から逃げ出したい」
「どうして?」
「ここにあたしが世界で一番嫌いな男がいるからじゃない?」
嘘は言っていない。
彼女は心の中で悪態をついた。
しかし、この男は唇の端をうっすら持ち上げただけ。
「なら、戻ればいーだろーが」
「呼び出したのは、そっちでしょ!?」
「あーそーでしたね。ハイハイ」
「第一なんで昼休みに呼び出したの?
次の対戦校のデータだってもうまとめ終わってるし・・」
「・・気まぐれ」
「最悪」
本当にムカつく。
彼女は悪態をついた。
というか彼女に悪態をつくこと以外、彼に対してできることは
限りなく少ないのかもしれないが。
「・・・あぁ・・」
「何?」
「思い出した、呼び出した理由」
「あら、それはよかった。で、何?」
「・・・無駄に暑いし、暇だった」
「結局、あたしで遊びたかったんでしょ!!
もう無意味に呼び出さないでよ!!馬鹿、悪魔!!!」
「あと、キスしてぇ」
「・・・誰と、どこで、何時何分何秒、世界が何周・・・?」
「古いネタかつガキの言い訳だな」
「今の私に言ったんじゃないわよね?」
「お前以外に誰がいるんだよ」
「・・・分かった。暑すぎてさすがの蛭魔君も脳みそ蕩けちゃったのね。
『とろけるチーズ』のように蕩けちゃったのね」
「・・・かもな。糞マネ」
そういって、彼は座ったまま
彼の横を通り過ぎようとした彼女の細く白い手首を掴んだ。
「離して」
「じゃぁ一つ聞かせろ」
「何よ」
「お前がこの状況から逃げ出したい理由は?
A:現在進行形で俺にキスされそうだから
B:暑いしこんなやりとり無意味だから
C:あと5分で予鈴が鳴るから」
「D:嫌いなはずなのに、今彼方とここでキスしたいと思ったから」
悪魔の微笑みが彼女を被って
悪魔の舌が彼女の言葉を吸い取るまで
こんなの余興的茶番に過ぎない。
彼は道化師で、彼女はだまされる女を演じて
彼方はこの茶番の観客を演じているにすぎない
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終了。
2007.08.31 Friday
テストはヤバスです。
案の定です。
もうあの和訳の量は半端ないって(笑)
っつーかケイさんに
「エヴァ見に行こう!!土曜に」
って誘ったら土日は忙しいと断られました(泣)
しかもアキもよく考えたら明日文化祭のリハでした。
あー、やばいよー。
明日リハなのに、アキ全然指まわらない・・・・;;
後輩め・・・ファースト譜なんてよこして・・・(泣)
可愛いから許すけどね。
模様替えしようとしたけど、いいかんじのテンプレートが見つかんなかった。
正直今模様替えするならノーフレームのヤツがいいんですよ。
アイフレームすらタグ打つのとかコピペとかめんどい。(え)
なんか暗めがいいなー。
正直言って、一番力入れるのはインデックスページの詩だけなんですけどね(笑)
あー!もうエヴァみたいーみたいー!!!!
案の定です。
もうあの和訳の量は半端ないって(笑)
っつーかケイさんに
「エヴァ見に行こう!!土曜に」
って誘ったら土日は忙しいと断られました(泣)
しかもアキもよく考えたら明日文化祭のリハでした。
あー、やばいよー。
明日リハなのに、アキ全然指まわらない・・・・;;
後輩め・・・ファースト譜なんてよこして・・・(泣)
可愛いから許すけどね。
模様替えしようとしたけど、いいかんじのテンプレートが見つかんなかった。
正直今模様替えするならノーフレームのヤツがいいんですよ。
アイフレームすらタグ打つのとかコピペとかめんどい。(え)
なんか暗めがいいなー。
正直言って、一番力入れるのはインデックスページの詩だけなんですけどね(笑)
あー!もうエヴァみたいーみたいー!!!!
今日は最後の。
2007.08.31 Friday
テストです、あは。
数学と英語です。
本命はこっちです。
最後のクラス落ちがかかってます。
正直今日はオールナイト確定☆
明日はテスト終わったら・・・
この夏初めて夏休みの宿題というものをやってみようと思います。
正直高3の夏休みまで宿題を出すうちの学校の気が知れん。
明日時間とれそうなら・・・そろそろサイトの模様替えします。
もう実は後数週間でこのサイト1周年を迎えるよ。
日雛好きなのに・・・好きなのに・・・
もう完全にソウルソサエティ編終わってんのに日雛にはまりだし
でもその時には日雛サイトはもう少なくて
もう妄想だけが駄々漏れで。
そんな九月の初め・・・とうとう今までで(多分)4つ目のサイト
「万華鏡クルーズ」が出来ました。
ずっと妄想し続けた「三部作」
皆さんに「泣けたー」とかメッセ頂いた日にはこっちがPC前で土下座だったよ・・(笑)
長いようで短かった。
高校生活も短かった。
あっちゅーまでした。
あと4ヶ月もしたらもう学校に行かなくなるんだなー
と思うとしみじみ。
大人は遠いようで、もうすぐそこだった。
これからも自分らしい日雛が書きたいな。
正直言ってあたしはあんまりイチャイチャ的な日雛は苦手だったりします。
っつーか自分が書けないってことですよ!!読む方は大好きーvv
自分的には強い雛森を実はコンセプトに書いてます。
本誌では弱弱しい感じですが。
あたしから見た日雛は
雛も強いけどそれはシロちゃんのおかげなんだよ
ってのがモットーです。
人は独りじゃ何も出来ないけど
誰かが自分の傍にいてくれたら何でもできる気がする。
そんな気持ちが現れるような日雛が書きたいです。
そのためにはもっと文もうまく書かんと・・・;;
心理描写や風景描写をもっとうまく書きたいー。
でもたまに自分の書いた過去の文読み返すと
「自分ってこんな文章書くんだ」
と思います。自分が書いたものに見えません。(笑)
最後に現在の脳内日雛妄想ストックネタ。
・月華蝶クライマックスネタ。
→なんか・・・最終回をハッピーにしたいけど、当初バットだったんでどっちにするか思案中。
・裏wing
→実はもう一つ存在するwingのネタ。書く気はなし(笑)
数学と英語です。
本命はこっちです。
最後のクラス落ちがかかってます。
正直今日はオールナイト確定☆
明日はテスト終わったら・・・
この夏初めて夏休みの宿題というものをやってみようと思います。
正直高3の夏休みまで宿題を出すうちの学校の気が知れん。
明日時間とれそうなら・・・そろそろサイトの模様替えします。
もう実は後数週間でこのサイト1周年を迎えるよ。
日雛好きなのに・・・好きなのに・・・
もう完全にソウルソサエティ編終わってんのに日雛にはまりだし
でもその時には日雛サイトはもう少なくて
もう妄想だけが駄々漏れで。
そんな九月の初め・・・とうとう今までで(多分)4つ目のサイト
「万華鏡クルーズ」が出来ました。
ずっと妄想し続けた「三部作」
皆さんに「泣けたー」とかメッセ頂いた日にはこっちがPC前で土下座だったよ・・(笑)
長いようで短かった。
高校生活も短かった。
あっちゅーまでした。
あと4ヶ月もしたらもう学校に行かなくなるんだなー
と思うとしみじみ。
大人は遠いようで、もうすぐそこだった。
これからも自分らしい日雛が書きたいな。
正直言ってあたしはあんまりイチャイチャ的な日雛は苦手だったりします。
っつーか自分が書けないってことですよ!!読む方は大好きーvv
自分的には強い雛森を実はコンセプトに書いてます。
本誌では弱弱しい感じですが。
あたしから見た日雛は
雛も強いけどそれはシロちゃんのおかげなんだよ
ってのがモットーです。
人は独りじゃ何も出来ないけど
誰かが自分の傍にいてくれたら何でもできる気がする。
そんな気持ちが現れるような日雛が書きたいです。
そのためにはもっと文もうまく書かんと・・・;;
心理描写や風景描写をもっとうまく書きたいー。
でもたまに自分の書いた過去の文読み返すと
「自分ってこんな文章書くんだ」
と思います。自分が書いたものに見えません。(笑)
最後に現在の脳内日雛妄想ストックネタ。
・月華蝶クライマックスネタ。
→なんか・・・最終回をハッピーにしたいけど、当初バットだったんでどっちにするか思案中。
・裏wing
→実はもう一つ存在するwingのネタ。書く気はなし(笑)
模様替え。
2007.08.30 Thursday
なんだかアヒルさんに飽きたので
シンプル路線にテンプレートをかえてみた。
なんだかコレYOSA毛。
今日は数Cのテストでした。
もうアキはケーリーハミルトンのみで勝負に出ました。
(注:ケーリー・ハミルトンの定理・・・行列で使う公式)
数C全範囲なのにケーリーハミルトンのみで勝負です。
乾杯・・・違う・・・完敗・・・っていうわけでもなかった。
数Cという単元でアキが頭に詰め込めるの可能なのは
ケーリーハミルトンと極座標と二次曲線の公式でいっぱいいっぱいです。
でも最近ダチが言ってたんですが、
「ケーりーハミルトン(の定理)って言うのはかなり年配の先生なんだってさ。
今は皆ハミルトン・ケーリーっていうんだよ」って言ってた。
でもそれってもうぶっちゃけどっちでも内容に変わりねぇしなーと思う。
でもケーリーハミルトンって言うと時代遅れと思われるなら
ハミルトン・ケーリーって言おうかちょっと些細な事で悩んでます。
もっと大事な事で悩むべきだよ自分。
例えばアレだよ。
どうやって時間をやりくりして公開日当日に
エヴァを観に行くかとか・・・(それもどうかと・・)
だってさー
もうまさか私の最も好きな歌手である宇多田ヒカルがまさかエヴァファンとは
しらなんだー!!
もうアキは「Beautiful World」着うたGETしましたが・・ええ曲っすね。
もう最近は寝ても覚めてもレイたんですよ。
レイ→みさとさん→桃→たそ→まも姉→レイの無限ループです。
浮気しまくりです。
エヴァ万歳だよ。
オタたるものみなきゃ損ですよ!!皆さん!!
エヴァもいいけど最近しょこ●んも好き。
先日の「ほん怖」ではアキも怖すぎてテレビの前で五字切りしちゃったよ・・・(爆笑)
オタなのに何故にあないに可愛いんかねー・・。
はぁ・・・美しくなりてぇ・・・(しみじみ)
シンプル路線にテンプレートをかえてみた。
なんだかコレYOSA毛。
今日は数Cのテストでした。
もうアキはケーリーハミルトンのみで勝負に出ました。
(注:ケーリー・ハミルトンの定理・・・行列で使う公式)
数C全範囲なのにケーリーハミルトンのみで勝負です。
乾杯・・・違う・・・完敗・・・っていうわけでもなかった。
数Cという単元でアキが頭に詰め込めるの可能なのは
ケーリーハミルトンと極座標と二次曲線の公式でいっぱいいっぱいです。
でも最近ダチが言ってたんですが、
「ケーりーハミルトン(の定理)って言うのはかなり年配の先生なんだってさ。
今は皆ハミルトン・ケーリーっていうんだよ」って言ってた。
でもそれってもうぶっちゃけどっちでも内容に変わりねぇしなーと思う。
でもケーリーハミルトンって言うと時代遅れと思われるなら
ハミルトン・ケーリーって言おうかちょっと些細な事で悩んでます。
もっと大事な事で悩むべきだよ自分。
例えばアレだよ。
どうやって時間をやりくりして公開日当日に
エヴァを観に行くかとか・・・(それもどうかと・・)
だってさー
もうまさか私の最も好きな歌手である宇多田ヒカルがまさかエヴァファンとは
しらなんだー!!
もうアキは「Beautiful World」着うたGETしましたが・・ええ曲っすね。
もう最近は寝ても覚めてもレイたんですよ。
レイ→みさとさん→桃→たそ→まも姉→レイの無限ループです。
浮気しまくりです。
エヴァ万歳だよ。
オタたるものみなきゃ損ですよ!!皆さん!!
エヴァもいいけど最近しょこ●んも好き。
先日の「ほん怖」ではアキも怖すぎてテレビの前で五字切りしちゃったよ・・・(爆笑)
オタなのに何故にあないに可愛いんかねー・・。
はぁ・・・美しくなりてぇ・・・(しみじみ)
月華蝶2
2007.08.30 Thursday
太陽は眩しい。
空は広い。
あたしが精一杯腕を伸ばしても
あたしが精一杯手を広げても
届かない
神様はあたしを見捨てたんだもの
月華蝶 2
チュンチュン。
また雀が庭でさえずっていた。 夜が明けた。 もう陽は高かった。 そんな時彼女は目覚めた。 季節は秋。 少しだけ肌寒かった。 彼女は起き上がって、色づき始めた紅葉を見た。 さえずる雀が止まっていた。 「…おはよ」 うっすら微笑むと、雀はさえずり、 また空へ飛んでいった。 「…お前はいいね。 自由だもの。 あたしも飛べたらいいのに…」 ポツリと彼女は呟いた。 「くっ、」 彼女は苦しそうに数回咳き込んだ。 「…春まで生きれるかな…?」 彼女は知っていた。 もう彼女の時間が少なくなってきたことを。 彼女は名を桃と言う。 呉服屋亜忽屋藍染惣右介の一人娘で今年十六だった。 普通の娘なら今が婚期であり、 今ごろ見初められた男と幸せに暮らしているだろう。 だが、彼女は違うのだった。 彼女はそれができなかった。 理由は幼い頃から患っていた病だった。 彼女は昔から身体が弱かった。 運動も殆どできず、外で友達と遊ぶ… そんな何気ない事すらできなかった。 幼い頃、彼女の母も彼女と同じ病で死んだ。 彼女は母親からその病を受け継いでしまった。 うつることはない病だったが、 もう起き上がることすら苦しい彼女は ここ数年彼女がいる離れから出た事すらなかった。 彼女は花が好きだ。 鳥が、太陽が好きだ。 野良猫も野良犬も。 そして、父親が大好きだった。 父の惣右介が職人として機を織る姿や、着物を誂える姿。 また彼が作る美しい着物も大好きだった。 亜忽屋は代々遊女や男娼の派手で美しい着物を 作る事を生業にしてきたが、 彼女の父の着物は美しさの中にも気品が漂い、 遊女達にも大評判であると彼女は聞いていた。 一度でいいから ―死ぬまでに― 彼女は父の誂えた着物を着た遊女が見て見たかった。 そして、彼女にはもう一つ夢があった。 それは前の彼女の夢よりも――もっと彼女には遠い夢であった。 彼女がそんな事を考えていた時だった。 ガタリと音が鳴り、部屋のフスマが開いた。 「おはよう、桃」 「おはよう、お父さん」 父の惣右介は彼女の朝食の乗った盆をゆっくりと畳に置いた。 「有難う、お父さん」 「ああ…そうだ!! 桃、お前に見せたいものがあるんだ。 少し待ってくれるかい?」 「うん。でも何?」 「まぁ、少し待っててくれ」 そういうと惣右介は席を立って、 何処かへ行ってしまった。 数分後彼は白い紙に丁寧に包まれたものを持ってきた。 「それって、新しい着物? お父さんが色街一の男娼さんに注文されたヤツだよね!!」 「ああ!今回もなかなかの自信作だよ」 「早く見たい!!!」 「ほら」 彼は紙 の包装をゆっくりと丁寧に解いた。 すると中から出てきたのは、美しい紅葉に彩られた着物であった。 「凄いね!!本当の紅葉みたい」 「ああ…でもね」 「?」 「着物は着て貰ってその一番の美しさを見せるんだよ。 氷欺君は僕の作った着物を男のお客さんの中で、 最も大切に、最も美しく着てくれる人なんだ」 「氷欺君…?」 桃は不思議そうに首をかしげた。 「ああ、桃にはまだ話したことなかったね」 そう言って彼は苦笑した。 「氷欺君って言うのはうちのお得意様だよ。 色街一の男娼置屋月華蝶のトップに もう八年間も君臨する有名な男娼さんだ。 ちょうど桃より二つ年上だったかな…?」 「凄い人…なんだね」 「ああ。意志の強いしっかりした子だよ」 「そう…」 ――あの美しく紅葉を 誰よりも美しく着こなすだろう男、氷欺―― 桃はその姿を見てみたいと思った。 だけど、そんなの無理だとわかっている。 だから、彼女は目を閉じ、 瞼の裏に少しだけその姿を思い描いた。 だけどそれは靄に包まれていただけだった。 仕方なく彼女は瞼を開けた。 「あ、お味噌汁冷めちゃう!!いただきます!!」 「ああ、ホントだ。ゆっくり食べるんだよ」 「はぁい」 そう彼女は笑う。 無邪気に。 でも心の中は、いつもこの離れという鳥籠に入れられて、 死を待つ鳥でしかない。 彼女は自分をそう思っていた。 もう自分は空を見るだけ。 大空を夢見て。 死ねば飛べるかもとさえ思い始めていた。 でもそれは、まだ彼に会う前の話。 それはまだ彼女が彼に恋心を抱く、ずっと前の話。